50代・60代男性のメガネ選び〜そのメガネ、老けて見えていませんか〜

木のテーブルに並ぶ3種類のメガネフレーム 50代・60代男性のメガネ選び 身だしなみ

「鏡を見て、老けたなあ」——そう感じる朝はありませんか。

そんなとき、多くの方は肌のシミやシワ、あるいは髪の薄さを疑うと思います。実際このブログでも、髪型・姿勢・歩き方・口元と、老けて見える原因をひとつずつ取り上げてきました。

ですが、顔のいちばん真ん中にありながら、これまで一度も疑われてこなかったものがあります。

メガネです。

あなたのそのメガネは、何年前に選んだものでしょうか。そしてそのとき、何を基準に選んだか、覚えていらっしゃいますか。

「似合うと思ったから」でしょうか。「前と同じような形だったから」でしょうか。あるいは——額の広さや目元のしわを、少しでも隠したくて選んだ、ということはありませんか。

もしそうなら、その選び方こそが、顔を老けて見せている原因かもしれません。

この記事では、老けて見えるメガネの3つの特徴、顔型別に似合うフレームの形、色と素材で顔を軽く見せるコツ、そしてお店での伝え方までをまとめました。

肌も髪も、変えようと思ってすぐに変わるものではありません。ですがメガネは、選び直したその日から顔の印象が変わります。まずは今かけているものを、鏡の前で一度だけ疑ってみてください。

なぜ「メガネ」で老けて見えるのか

顔の中で、メガネはかなりの面積を占めています。しかも位置は顔の中心、目のまわりです。人が最初に見るところに、それはあります。

それなのに、メガネはいちばん疑われません。理由は単純で、毎日かけているからです。

肌や髪は、鏡を見るたびに「昨日と違うな」と気づきます。ところがメガネは、かけている自分の顔しか見ていません。5年前も10年前も同じメガネなら、その顔が「自分の顔」になってしまいます。変化に気づきようがないのです。

そして流行は、確実に変わっています。10年前には自然だった形も、今かけると「少し前の人」に見える。これが、老けて見える正体のひとつです。

老けて見えるメガネ、3つの特徴

太い黒縁で顔が重く見えてしまう50代・60代男性のメガネの例

① 何年も同じ形のまま

いちばん多いのがこれです。メガネは壊れにくいので、不便がなければ10年でも使えてしまいます。買ったときの流行が、そのまま顔に残り続けます。

② 縁が太く、色が濃い

黒や濃いブラウンの太い縁は、顔の中心に重さを作ります。重さは下に落ちて見えるので、頬やあごのたるみを強調してしまいます。

③ 「隠すため」に選んでいる

これがいちばん見落とされます。額の広さ、目の小ささ、目元のしわ。何かを隠したくて、大きめや濃いめを選ぶ。

ところがメガネは目の位置にあるので、額そのものは覆えません。隠せないものを隠そうとして、顔だけが重くなる。薄毛を隠そうとして髪を伸ばすと、かえって目立ってしまうのと、まったく同じ構図です

髪型でも同じことが起きています。くわしくは老け見えするNG髪型ワースト7をご覧ください。

【筆者のひとりごと・58歳】
筆者の手元には、メガネが2本あります。1本目は20年ほど前、2本目は10年ほど前に買ったものです。どちらも自分で選びました。そして、どちらも同じことを考えて選んでいます。「おでこの広さが目立たないように」——それだけです。髪が薄くなってきて額が広く見えるのが気になり、メガネでなんとかならないかと思っていました。ところが先日、鏡を見て「老けたなあ」と感じたとき、ふと引っかかったのです。隠そうとして選んだこのメガネが、かえって顔を重たく見せていたのではないか、と。しかも恥ずかしながら、フレームの形に名前があることすら知りませんでした。「こんな感じかな」で選び続けて、20年です。

【顔型別】似合うメガネの形

原則はひとつだけです。顔の形と「逆」の形を選ぶと、輪郭が整って見えます。

その前に、フレームの形には名前があります。知らないまま選んでいる方が、実はとても多いところです。

  • スクエア:角のある四角い形
  • ウェリントン:台形に近い、少し丸みのある四角
  • ボストン:丸みのある逆三角形
  • ラウンド:真ん丸に近い形(横に少し伸びた楕円形は「オーバル」と呼びます)
  • フチなし:レンズの周りに縁がまったくない形(下半分だけ縁がないものは「ナイロール」と呼びます)

言葉だけではイメージしづらいと思いますので、下の図で形を見比べてみてください。

メガネのフレーム5種類 スクエア・ウェリントン・ボストン・ラウンド・フチなしの形の違い

この名前を覚えておくだけで、お店での会話がぐっとラクになります。

それでは、顔型別に見ていきましょう。

丸顔:スクエアやウェリントン。角のある形が、丸い輪郭を引き締めます。

卵型:ほとんどの形が似合います。好みで選んで大丈夫です。

面長:縦幅のあるウェリントンやボストン。顔の縦の余白を減らします。逆に、縦の狭い細長い形は顔の長さを強調するので避けたいところです。

四角・ベース型:ボストンやラウンド。丸みがあごの角をやわらげます。

逆三角:下に向かって細くなるボストン型。あごの細さと形が釣り合います。

細めのメタルフレームで顔を軽く見せた白髪の60代男性のメガネの選び方

自分の顔型が分からない方は、【顔型別】50代・60代男性に似合う髪型で見分け方を説明しています。髪型と同じ5分類なので、そのまま使えます。

色と素材で「重さ」を抜く

形が決まったら、次は重さです。50代・60代で老けて見える原因の多くは、ここにあります。

  • 色は黒より、ブラウン・グレー・べっ甲。黒は輪郭が強く出すぎます
  • 縁は細めに。同じ形でも、細いだけで印象が軽くなります
  • つるは金属を選ぶと、横から見たときに軽く見えます
  • フチなしはもっとも軽く見えますが、顔の印象も薄くなります。物足りない場合は、上半分だけ縁のあるナイロールがちょうど中間です

覚えておくのは軽くする、この一語だけで十分です。お店で迷ったら、これを思い出してください。

老眼鏡こそ、おしゃれに選ぶ

おしゃれなべっ甲柄の老眼鏡をかけて手元の本を読む60代男性

50代を過ぎると、老眼鏡や遠近両用が加わります。ここで多くの方が「実用品でいいだろう」と考えます。

ところが老眼鏡は、かけたり外したりする回数が多いぶん、人の目に触れる機会がむしろ多いのです。食事の席でメニューを見るとき。会議で手元の資料を読むとき。そういう場面で間に合わせのものを取り出すのは、もったいない話です。

なお遠近両用にする場合は、レンズの構造上、縦幅にある程度の余裕が必要です。縦の狭い細長いフレームだと、近くを見る部分が足りなくなります。ここはお店でよく相談してください。

メガネも、腕時計や財布と同じ「小物」のひとつです。ほかの小物については50代・60代が持つべき小物の選び方でまとめています。

メガネ屋さんでの伝え方

理容室と同じで、伝え方を知っていれば失敗が減ります。次の4つを、そのまま言ってみてください。

  • 「顔が重く見えないものを探しています」
  • 「縁は細めで、黒以外でお願いします」
  • 「顔の形に合う形を教えてください」
  • 「遠近両用にするので、縦幅に余裕のあるものを」

そして、大切なことがひとつあります。何かを隠したい、という言い方はしないことです。

「額が広いので目立たないように」と伝えると、大きめのフレームを勧められがちです。隠すより、軽く見せる。そう伝えたほうが、結果的に若く見えます。

【まとめ】メガネは、いちばん早く変えられる

持ち帰っていただきたいのは、3つだけです。

1. 5年以上前のメガネは、一度疑ってみる

2. 隠そうとしない。軽く見せる

3. 顔の形と「逆」の形を選ぶ

肌のシミも、髪の薄さも、一朝一夕には変わりません。ですがメガネは、買い替えたその日から変わります 老け見えの原因の中で、いちばん早く手を打てるのがここです。

白髪も、実は同じで「色」より「形」で決まります。あわせて白髪でもかっこいい髪型もご覧ください。

👉さあ、始めましょう。50代・60代でも清潔感あふれるおじさんへ向かって!

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