白髪でもかっこいい50代・60代男性の髪型〜長さと形で決まる〜

白髪でもかっこいい50代・60代男性の髪型 長さと形の選び方 身だしなみ

「白髪が増えてきて、どんな髪型にしたらいいのか分からない」
「染めたほうがいいのか、このままでいいのか」

50代・60代になると、こんな迷いが出てきます。

鏡を見て「老けたな」と感じたとき、多くの方はその原因を白髪だと考えます。ところが、実際に印象を決めているのは白髪そのものではありません。

この記事では、染めるかどうかはいったん脇に置いて、「どの長さにするか」だけを考えます。形が決まれば、白髪はぐっと扱いやすくなります。

白髪が老けて見えるのは「色」ではなく「形」

白髪が目立ってきたとき、真っ先に浮かぶのは「染めようか」という選択肢だと思います。

ですが、街で「白髪なのに素敵だな」と感じる方を思い浮かべてみてください。共通しているのは、髪の色ではなく、髪型が整っていることのはずです。

白髪でも清潔感のある方には、こんな特徴があります。

  • 長さがきちんと管理されている
  • 頭の輪郭がぼやけていない
  • 毛先が跳ねていない

反対に、老けて見える方はこうです。

  • 伸びっぱなしで形がくずれている
  • 耳のまわりが横に広がっている
  • どこがサイドで、どこがトップか分からない

同じ白髪でも、印象はまるで違います。

整っていない髪型は、服にたとえるとシワだらけのシャツを着ているようなものです。生地そのものが悪いわけではないのに、「手入れをしていない人」という印象だけが伝わってしまいます。白髪も同じで、見られているのは色ではなく、管理のされ方のほうです。

色は簡単には変えられませんが、形は今日からでも変えられます。

白髪が老けて見せる3つの原因

白髪には、黒髪とは違うクセがあります。ここを知っておくと、長さ選びがぐっとラクになります。

① 光を反射するので、乱れが目立つ

白い髪は光をよく反射します。そのため、少しの跳ねや広がりでも黒髪より目立ちやすくなります。「まだそれほど伸びていないはずなのに、なんだかだらしなく見える」——その正体はこれです。

② 硬くなり、横に広がりやすい

年齢とともに髪質は変わり、白髪は黒髪より硬く、うねりやすくなると言われます。放っておくと耳のまわりから横にふくらみ、顔が大きく見えてしまいます。

③ 根元と毛先で見え方が違う

生えたばかりの根元と、伸びた毛先では白の見え方が変わります。長くなるほどこの差が出て、まとまりのない印象になります。

3つに共通しているのは、長くなるほど不利になるということ。ここが白髪の髪型を考えるうえで、いちばん大事な点です。

なお、横に広がるクセは乾かし方でも大きく変わります。くわしくは髪のボリュームを出す方法をご覧ください。

【長さ①】ベリーショート——白髪をいちばん清潔に見せる

白髪のベリーショートで清潔感を出した50代・60代男性の髪型

白髪が最も味方になるのが、この長さです。

サイドと襟足を短く刈り込み、トップも指でつまめる程度に抑えます。ここまで短くすると、「乱れが目立つ」も「横に広がる」も、ほとんど起こりません。白髪の明るさが、かえってすっきりした印象に働きます。

もうひとつ、短さには分かりやすい利点があります。白髪は目に入る面積が広いほど目立つため、短くすれば白そのものの量が減るということです。「白髪が急に増えた気がする」と感じ始めた方ほど、変化を実感しやすい長さといえます。

向いている方

  • 白髪の量が多い方
  • 手入れに時間をかけたくない方
  • 髪が硬く、量が多い方

気をつけたい点

頭の形がそのまま出るので、初めての場合は美容師・理容師に相談しながら進めるのが安心です。また、短くしすぎると地肌が透けるため、薄毛が気になる方は刈り上げの高さを控えめにするとよいでしょう。

オーダー例:「サイドと襟足は6〜9mmくらいで。トップは指でつまめる長さを残してください」

【長さ②】ショート・短髪——迷ったらここ

薄毛で生え際が後退しても短く整えれば清潔に見える白髪の60代男性の髪型

いちばん失敗が少なく、多くの方に向くのがこの長さです。サイドは短く、トップは3〜5cmほど残します。

ここで、ひとつお伝えしておきたいことがあります。

白髪をきっかけに髪型を変える方は、実はそう多くありません。多くの場合、先に気になるのは薄毛のほうです。「薄くなってきたから、短くしておこう」——そうやって短髪にした方は、たくさんいらっしゃると思います。

その選択は、白髪にとっても正解です 短いほど白髪の乱れは目立たず、清潔に見えるからです。薄毛のために選んだ長さが、そのまま白髪の正解にもなっている。わざわざ変える必要はありません。

ただし、短髪はスタイリング剤の相性がはっきり出ます。ツヤの強いジェルやグリースは、白髪だと濡れたように見えて、かえって清潔感を損なうことがあります。マットで軽いタイプを選ぶと、白髪の質感が自然に落ち着きます。

どれを選べばよいか迷う場合は、60代・50代でも髪ふんわり!薄毛をカバーするスタイリング剤おすすめ8選で、テカらないタイプの選び方をまとめています。

【長さ③】ロング・長め——似合う人と、やめたほうがよい人

白髪を長めに伸ばして手入れの行き届いた60代男性のヘアスタイル

「白髪を伸ばして、渋く見せたい」——そう考える方もいらっしゃると思います。実際、白髪を長めにして素敵な方もいます。

ただ、正直に申し上げます。この長さは、条件を満たせる方に限られます。

向いている方

  • 髪の量が十分にある
  • うねりが少なく、毛流れがまとまりやすい
  • 毎朝、ブラシとドライヤーで整える時間がとれる
  • 1〜2か月に一度、必ず整えに行ける

やめたほうがよい方

  • 薄毛が気になり始めている
  • 手入れに時間をかけたくない
  • 髪が硬く、横に広がりやすい

長めの白髪は、手入れが行き届いていれば「渋い」ですが、少しでも乱れると「くたびれた」に転びます。この振れ幅の大きさが、長めの怖いところです。

迷うようであれば、まずショートで形を整えてから、少しずつ伸ばしてみるのが安全です。

染めるか迷う前に、形を整える

ここまで、染めるかどうかの話をしてきませんでした。理由があります。

形が整っていない状態で染めても、印象はあまり変わらないからです。

伸びっぱなしで横に広がった髪を黒く染めると、今度は「不自然に黒い」ことだけが際立ちます。逆に、形さえ整っていれば、白髪のままでも十分に清潔感が出ます。

順番はこう考えるとよいでしょう。

  1. まず長さと形を決める
  2. 数か月、その状態で過ごしてみる
  3. それでも気になるなら、色を考える

色のほうが気になる方は、白髪を味方にするカラー術で、ぼかし染めやグレイヘアへの移行を解説しています。この記事は「形」の話、あちらは「色」の話です。

【まとめ】白髪でも決まる髪型 3ステップ

ステップ1:長くしない

白髪は長くなるほど不利になります。迷ったらショート。

ステップ2:横を締める

サイドが広がると、顔が大きく、老けて見えます。サイドは短く、トップに高さを残す。

ステップ3:ツヤよりマット

白髪にテカリは禁物です。マットで軽いスタイリング剤を、少量だけ。

白髪は、隠さなければいけないものではありません。形さえ決まっていれば、白髪はむしろ落ち着きと清潔感になります。

まずは次に床屋・美容室へ行くとき、「サイドは短めに、トップは少し残してください」と伝えてみてください。それだけで、鏡に映る印象は変わります。

顔の形から髪型を選びたい方は、【顔型別】50代・60代男性に似合う髪型もあわせてご覧ください。

👉さあ、始めましょう。50代・60代でも清潔感あふれるおじさんへ向かって!

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