毎日しっかり歯を磨いているつもりでも、実は磨き方が間違っていると虫歯や歯周病のリスクは下がりません。
特におじさんは、歯のトラブルが「見た目年齢」や「口臭」に直結してしまいます。
この記事では、歯ブラシ・歯磨き粉の選び方、そして正しい歯の磨き方についてまとめました。毎日のケアをちょっと工夫するだけで、口元の清潔感は大きく変わります。
歯ブラシの選び方|サイズと硬さがポイント

- ヘッドの大きさ:上の前歯2本分が目安と言われていますが、細かく磨ける小さいヘッドがおススメ。
- 厚さ:薄いタイプを選ぶと奥歯の表面を磨くときに届きやすい。
- 毛の硬さ:
- 歯周病や歯茎が腫れやすい方 → やわらかめ
- 標準的な方 → ふつう
- 力が弱く、磨き残しが多い方 → かため
- 交換時期:1ヶ月を目安に新しいものへ。
💡 ポイント:毛先が広がった歯ブラシは歯垢を落とせません。早めの交換で常に効果的な磨きを。
歯磨き粉の選び方|目的別に選ぶ

歯磨き粉は「なんとなく」ではなく、目的に合わせて選ぶと効果的です。
歯磨き粉の箱などに書かれている「薬用成分」をチェックしてみてください。
虫歯予防
- 薬用成分:フッ素(フッ化ナトリウムなど)
- 1450ppmの高濃度フッ素配合がおススメ。
- 磨いた後は水ですすぎすぎず、少量の水で軽くゆすぐ程度に。
着色汚れ(ステイン)対策
- 薬用成分:ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリビニルピロリドン(PVP)など
- コーヒー・紅茶・タバコのヤニ汚れを防ぐ。
- 「低研磨タイプ」なら毎日使っても安心。
歯周病・歯肉炎予防
- 薬用成分:塩化セチルピリジニウム(CPC)、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)、グリチルリチン酸など
- 抗菌・抗炎症作用で歯茎の腫れや出血を防ぐ。
- 歯間ブラシやフロスとの併用が効果的。
知覚過敏対策
- 薬用成分:硝酸カリウム、乳酸アルミニウムなど
- 継続使用で「しみる感覚」をやわらげる。
正しい歯の磨き方|3つの基本ステップ

1. 持ち方
歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握るのがコツ。力を入れすぎず、細かく動かせます。
2. ブラシの当て方

- 前歯の裏側:ブラシを縦にして上下に動かす(図1)
- 歯の表面:歯に対して90°(図3)
- 歯と歯茎の境目:45°に当てて小刻みに(図4)
3. 磨く順番と動き
- かみ合わせ部分 → ゴシゴシこすって汚れを落とす
- 歯の表面 → 小刻みに左右に振動させる
- 歯の裏側 → 縦方向に磨く
- 歯と歯茎の境目 → 歯垢が溜まりやすいので重点的に
💡 コツ:1本1本を「お掃除する」イメージで。時間は最低3分が目安です。
まとめ|正しい歯磨きで若々しい口元に
- 歯ブラシは小さめ&月1で交換
- 歯磨き粉は目的別に使い分け
- 磨き方は「軽い力・細かい動き・丁寧に1本ずつ」
毎日の小さな工夫が、虫歯や歯周病を防ぐだけでなく、清潔感と若々しさを守ります。
正しい歯磨きを習慣にして、人前でも自信をもって笑える口元を手に入れましょう。
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